車庫証明の配置図作成と測量
年内最後の受託業務は、車庫証明の仕事でした。
町田市の購入者様が岩手県の中古車販売店から軽自動車を購入するにあたっての車庫証明取得、具体的には、軽自動車なので保管場所届出を依頼されたものです。
本件、岩手県の依頼者様から車両の車検証上の名義変更(移転登録)前に依頼があったのですが、移転登録後の警察への申請になることを伝えて、しばらく待ち状態でした。
約1週間後依頼者様から電話があり、同時にFAXにて車検証が送られてきたため、早速町田市在住の購入者様に電話をし、訪問のアポをとり、同時に書類の作成にとりかかりました。
警察に提出書類には、駐車場の場所を示す所在図と駐車場の大きさ、接する道路の幅、出入口を示す配置図が求められるため、事前にグーグルマップで目途を付け、所在図と配置図のドラフトを作成し、また警察に提出するその他書類も準備して、アポした日時にお邪魔しました。
お邪魔する前には、今回のお車が車両入替なのか新規なのかが、わからなかったのですが、確認したところ増車ということでした。たまたま現有車が玄関前の庭に駐車していたので、その横の位置に増車となる軽自動車用の車が駐車できることをメジャー測定し確認し、加えて道路幅も測量し、測量は数分で完了しました。
因みに、今回の軽自動車であれば駐車スペースは確保できましたが、軽自動車以外の登録車であれば車庫として認められないけっこうぎりぎりの寸法でした。
もし購入者様に配置図作成をお任せていた場合、適切な配置図が作成されていなかったかもしれません。
行政書士になって車庫証明の取得に関する研修を受講した際に、講師である先輩行政書士の先生が「車庫は必ず現場を見てくださいね」と言っていた理由が、身に染みてわかった受任案件でした。
警察に提出する書類に購入者様及び駐車場の所有者である購入者様のご主人様の署名捺印を頂き、管轄する町田警察署に赴き、届出を済ませ、無事「保管場所標章交付申請書兼保管場所標章番号通知書」と「保管場所標章ステッカー」を受領し、依頼者に送付して本受託案件は終了しました。
長年自動車関連の会社に勤めてきており、自動車関連を一つの柱にすることで考えておりますので、こうした車庫証明のお仕事も積極的に受けていこうかと思っております。